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pisonは、しがない介護福祉士。 家に帰れば「人生」に付随するあれやこれやに翻弄されつつ、お年寄りの前では明るく歌うリンゴの歌。
プロフィール

pison

Author:pison
pisonは一女三男の母。(うち1人は早々天国でPisonを待ってる)
仕事は介護福祉士。
若い人にはぜんぜんもてないけれど、白内障ぎみのお年寄りの目からはしごく美人に見えると評判。

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ここ数日、仕事と姑の病院でバタバタとし、高齢者相談所や介護事業所や義兄との連絡でひっきりなしに電話したりしていた。
今後の展開がぜんぜんわからないからあれこれ考えて疲れていたんだけど、急転回。

義姉が
「退院したらこっちでみます。」
って・・・・。

大丈夫なのかなぁ。
二世帯住宅でもない普通の家でありながら20年一言もしゃべらない嫁と姑が。

まあ、そうおっしゃるなら、あまり外の者はシャシャリ出ない方がいいと思うので、
「何か手伝えることがあったら言ってね。」
ということになった。

「おばあちゃんは、厳しくしないと人に頼ってしまって良くないから、なんでもやらせないと。」
という接し方できた兄夫婦です。

腕を折った時も、義兄さんがお医者に連れて行ってくれて、義姉さんは一回だけお結びを作ってくれたそうです。
後は、手伝いは無しだったとか。
骨折したことは私たちには伝わらなかったので後で聞いてびっくりだった。

とにかく徹底して姑さんには関わらず、どうしても・・と言う時はすべて息子である義兄さんが世話をしてきた。
義兄さんは嫁と姑の間でいつも苦悩しながらお母さんに
「○○子の前に姿を見せるな。」
と言っていたので、姑は義姉さんが仕事に行っている間だけ部屋を出入りして用事を済ませ、義姉さんが帰宅するとずっと部屋に入っているという生活が続いていた。

なにもかもが徹底した家庭です。
でも、それが平和を保つ知恵だったのかもしれません。
外の者がどうこうととやかく言ってはいけないのだと思います。

実際、姑の不安神経症気味の性格は若い頃よりも若干良くなっているようにも思います。
優しくされると悪化するものもあるんじゃないかと思うこの頃です。

姑の口癖。
私は親から憎まれてねぇ。
お父さん(自身の夫)は本当に酷い人だった。
生きていてもあまり良いことはなかった。

不幸を数えて暮らしているようなところがありました。
不幸を数えることでうまくバランスをとっているようにも見えました。
そこで優しくされるとバランスが崩れるのかもしれません。

次男(うちの旦那さん)が就職して長い研修に行った時も、ひっきりなしに心配を訴えて兄夫婦がノイローゼ状態になり
「アイツに家に電話させてバアチャンに大丈夫だって言ってくれ、俺達死んじゃうよ!」
と当時婚約者だった私にSOSの電話が入ったほど。

多分それ以来、姑が何か心配を口にすると
「うるさい!!」
「黙れ!!」
で通してきたのでしょう。

姑は「何も言えないの。だから黙ってるの。」
と悲しそうに言います。
でも、もしかしたら、そういう荒療治でもしないと、姑の心配はどんどん高じていきコントロールを失ったかもしれません。

厳しく冷たくされるのは悲しいです。
でも、下手に優しくされるのが良いとも限らない。

昔、中原中也という詩人に傾倒していた頃があったので中也関係の本をたくさん読みました。
中也が同棲していた年上の女性長谷川泰子は不安神経症を病んでいたらしいのですが、中也と暮らしている間は特に症状が悪くなかったのに、別れて小林秀雄と暮らしはじめると一気に悪化し、それこそ靴のボタンも出来なく(汚いから触れない)なり、生活全般がすべて出来ないことだらけになったとか。
本人の書いた著書を読んでナルホドと思ったのですが、中也は自分のことばかりでちっとも泰子に優しくなかった。小林秀雄はなにくれと世話を焼き優しかったので頼ってしまったみたいです。

兄夫婦と姑の一見奇妙と思われるあの暮らしは長年かけて編み出した一番お互いを傷つけあわない方法だったのかもしれません。
何はともあれ『同居』という『責任』を負わなかった外の者は非難はしてはいけないのだと思います。

介護の現場で働くといろいろな家族間のしがらみがみえてくることがあります。
普段面倒みていない親族が後から出てきてかき回していくことがあるんですよね。

自分の立場をわきまえなくてはなぁ・・と思わされたこの頃でした。


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