FC2ブログ
pisonは、しがない介護福祉士。 家に帰れば「人生」に付随するあれやこれやに翻弄されつつ、お年寄りの前では明るく歌うリンゴの歌。
プロフィール

pison

Author:pison
pisonは一女三男の母。(うち1人は早々天国でPisonを待ってる)
仕事は介護福祉士。
若い人にはぜんぜんもてないけれど、白内障ぎみのお年寄りの目からはしごく美人に見えると評判。

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
カテゴリー
ブロとも申請フォーム
ブログ内検索

RSSフィード
リンク
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
ケアマネさんに話す姑の話を隣で聞いていた。
今まできいたことのあることばかりだった。
でも、あらためて聞くと姑の人生って・・・・って思う。

「実の父親に嫌われて意地悪ばかりされていたんです。」
「父親は下の子供たち、弟や妹たちのことは可愛がっていたのに。」
「結婚させられた相手は(夫)ひどい人で稼いだお金はぜんぶ博打に使ってしまって私の和裁のお金で子供たち二人を食べさせていました。」
「夫は5年もガンを患ってその間私の貯金で医者代を出していたんです。」
「長男と住んでいますが、嫁は怖い人で小さくなって自分の部屋で息を殺して過ごしています。」
「まったく、私はこんな目にばかりあうのはよっぽど業が深いんでしょうね・・・。」

今までもよく姑からは
「生きてきても何も良いことは無かった。」
と聞いていました。

確かに誇張なく、6畳の自分の部屋でじっと息を殺しているのが姑の毎日で、人と会うこともほとんどなく、そもそも人のいるところに行きたくない。電車など多分最後に乗ったのはうちの旦那さんの小学校の時に秩父に行ったのが最後と話していましたからそれから乗っていないと思います。

外で御飯を知らない人と食べるのも嫌いということで、墓参りに行った時も、集会堂で食べるのを嫌がり結局お墓の横にシートを敷いて御飯を食べたのが最後の外食?あれは子供たちが小学生の頃だから今から十何年前だったかな?

もうあと二ヶ月で米寿を迎える姑の人生ってどんなものだったんだろう?
私には想像つかないんだけれど、それでも本人がソレで良いというのなら、それはけして不幸とは言えないと思ってきた。
でも、こうして初めて会う他人であるケアマネさんにとくとくと「よっぽど私は業が深いんでしょうね。」と言うのならやはり幸せな人生とは言いがたいのだろうと思いました。

姑は誰かに愛された経験は?優しくされた経験は?あったのだろうか?
苦労の多い人生ってあると思う。
でも、人とのかかわりがあり、そこになんらかの交流があればもっと違ったものになったかもしれない。

ケアマネさんは姑の話を聞いて後からそっと私に
「小さい頃の家庭環境が大きく影響をあたえているのかもしれませんね。」
と。
私もそう思います。
子供として無条件で愛される。
そういうことを経験しながら人は強くなるんじゃないかしらって。
もって生まれた性質も確かに大きいけれど、環境も大きい。

姑は退院したら生活をどう営んでいけるだろうか?
顔も見たくない。口も聞きたくない。兄嫁がそう言うのは兄嫁だけの責任じゃないと思う。
口も聞きたくなく、実際同じ一軒の家に30年住みながらもうかれこれ20年間口をきかない人に下の世話をさせるのは酷といものだ。
ならばどうしたらいいのだろう?
それを模索するためにケアマネさんにも加わってもらって設計していく。


では、次男嫁の私のところに引き取るということも無いことはない。
でも、私お世話できるんだろうか?
介護福祉士として仕事ではかなり忍耐強い方だと認識している。他のスタッフの音をあげることも苦ではなくやってきた自負はある。
でも、私、姑と住んだら優しく介護出来る自信がない。
姑の過去の歴史がその人となりを作ったのだとだから姑が悪いのではないと頭ではわかっているけれど、私は『不幸』という陣地から踏み出そうとしない人に対して根気よく接していく自信がない。

姑はどうしてか周りから意地悪な仕打ちをされてしまう。
そして、もしかすると私も同じように冷たい人になるような気がしてしまう。

けして嫌いじゃないのに。
できれば姑に幸せを感じてほしい。
人生の終盤くらい人と笑いあうような時間を過ごして欲しいと思う。
だからこそ、夏に転倒して弱くなってからは時間を見繕っては一緒にご飯を食べようと姑の家に出かけることにしていた。
でも、この先どうなるんだろう?
87歳にして、下剤だけしか薬を必要としないほど健康(筋力低下のみが問題)な姑は、あと10年は寿命があると予測されます。
身内の介護に尻ごみする介護福祉士の私。
身内はまた別だと思いつつ、介護している私の職場の利用者さんのご家族がまぶしいほどに偉い!と思うこの頃です。

スポンサーサイト
<< 筋トレ再開 // HOME // 神さまのお導き >>

管理者にだけ表示を許可する
この記事のトラックバックURL
http://pison.blog60.fc2.com/tb.php/1406-7801a87c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
// HOME //
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。