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pisonは、しがない介護福祉士。 家に帰れば「人生」に付随するあれやこれやに翻弄されつつ、お年寄りの前では明るく歌うリンゴの歌。
プロフィール

pison

Author:pison
pisonは一女三男の母。(うち1人は早々天国でPisonを待ってる)
仕事は介護福祉士。
若い人にはぜんぜんもてないけれど、白内障ぎみのお年寄りの目からはしごく美人に見えると評判。

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昨日は姑の特養入所診断ということで、特養の看護師さんと一緒に提携の病院へ行きました。
多分80代後半か90代と思われるお婆ちゃんも一緒で(あれ?家族が同行しなくちゃならないっていうから仕事休み取ったのに、来ない家もあるのね)と思いましたがそれぞれの家で事情があるのでしょうね。

いつもならすぐに終わるということなのですが、どうしたことか混んで混んで、なんと4時間以上かかりました。
姑はまだいいけれど、もう一人のお婆ちゃんは可哀そう、とても疲れたようでした。

待ち時間は長かったけれど、一緒に行った看護師さんと馬が合ったので話しが弾んで楽しかったのです。
また新しい出会いが一つって感じでした。

医師の説明を聞くまでにものすごく時間が掛かったのですが、その時待合のソファに上品そうな年配の女性がいて、その方も暇を待て余していました。
というわけで、年配婦人3人・同年齢の看護師さんと私の5人でおしゃべりしていました。
おしゃべりと言っても90代とおぼしきハマさんは宙を見つめてるだけで、姑さんもそういうのが苦手な方なので(それでも彼女なりに一生懸命お話しているのを見てスゴイ!!と思いました)ほとんど上品な年配女性の話を看護師と私が聞くという形でした。

その年配の女性は、お医者さんのファミリーでとてもお金持ちだったようです。
お付き合いする方も皆さんそういう階級の方のようで、ぜんぜん嫌味はないのですが、世界が違うんだなぁ~という感じでした。

ご婦人は話をしながら、自身の暮らしが特に裕福とは思っていないような感じでしたが、よもや、話を聞いているうちの姑が年金もない、カツカツの生活をしてきた人だとは想像がつかなかったでしょう。
だいたい、人は自分の今の生活が基準に思うのでしょうから。

ご婦人が自身のお友達でとても豊かに暮らしてやりたいことをすべてやってから年配で亡くなった人のことをお話していました。
聞き手はみな「ほ~」っとため息をつき口々に「そんな人生もあるんですね。」と言った。

そしてご婦人は今、高級老人ホームをさがしているということでした。
私は、築40年の姑の特養を思い浮かべました。
働いている人はみな良い感じのスタッフですし、掃除も行き届いています。
でも、やはり窓枠は錆びて、壁にヒビは入っています。
すべてが大部屋で入所者さんたちの身なりはやはり質素です。

同じ国に生れ、同じ時代を経験し、同じくらいの年月を生きてきた様々な人。
それでも随分な違いがあるのだな・・・と思いました。

むろん、どちらが幸せでどちらが不幸かという子どもじみた結論なんて出しません。
でも、目に前にあるこの違いはいったい・・・・とあまり性能の良くない脳味噌で思案するのです。
今の平たいあまり深みのない言葉で言うなら、これは『勝ち組』『負け組み』と区別すれば簡単なことなんでしょうが。

何を持って『勝ち』『負け』とするか?
生まれた時から身体の自由さえ与えられなかった人もいれば、やりたいことをやりつくす自由をあたえられた人もいる。
自分の努力ではいかんともしがたいことがあるのがこの人生ってもんなんですが、いろいろな人と会うといつも考えてしまう。

この思いをどう表現していいかそれが出来ないまま、今日息子を駅まで車で送りながらソレを話す。
「恵まれているから幸せとは思わないけれどね、あまりに差があると考えちゃうよ。」
という私に息子が後ろからボソボソと
「ボロボロの特養にいたとしても、もっと違う国の人から見れば良い生活になるよね。」
「そうね、ご飯が三食出てくるのを見て『すごいな』って思う立場の人もいるよね。」

しばし、いつものように、人は何をもって幸せとするか・・みたいなことを話合う。
結論はいつものように、どんな環境であってもその人自身が自分が幸せだと思うことが幸せなんだろうということに落ち着いていつもの場所で息子を下ろし、彼はいつもの職場に向かって行く。

牛が反芻するように、いつも私は反芻する。
人生ってなんなんだろう?
幸せってなんなんだろう?

そしてごくっと飲み込む。
私はたぶん、今、しあわせ。
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